PR

【2023年最新版】詐欺通販サイトを見分ける7つの方法

詐欺チェック

突然ですが、こちらの画像をご覧ください。

こちらは、インターネット上で公開されているネット通販のWebサイトです。
定価から約6割引きされており、非常にお買い得なパソコンのように思えますが…

結論から言うと、この通販サイトは詐欺です。
代金を振り込んだが最後、商品は配送されず、お金も戻ることはありません。

最近、このような詐欺サイトは無秩序に増えていき、Googleなどの検索結果上位にも出現しています。そのためこの類の詐欺に引っかかってしまう人は多く、被害報告も後を絶ちません。

この記事にたどり着いた方の中には、実際に詐欺かどうかわからないサイトを見つけた方もいらっしゃると思われます。
詐欺通販サイトにはある程度のフォーマットが存在するため、このサイトを確認すれば誰でも簡単に見分ける事ができるようになるのです。

今回は、そんな裏ワザのような詐欺通販サイトの見分け方をご紹介します。

注文前に確認できること

Google検索でのサイトURLが海外のものになっている

こちらは、Google検索に表示された詐欺サイトです。画像の上部をご覧ください。
ドメインは「○○.nl」となっています。「.nl」表示のサイト、日常で目にしますか?

こちらは別の詐欺サイトの表示です。こちらのドメインは「.br」。こちらも日常では目にすることは無いですよね。

nlはオランダ、brはブラジルのドメインなのですが、詐欺グループはこのように世界各国のウェブサイトを乗っ取り、海外のドメインからリダイレクト(転送)する形で詐欺通販サイトを作成しています。

ただし、上のように、どこでも目にすることのある「.com」ドメインでも、詐欺の踏み台に使われていることが最近は多いです。

通販サイトのドメインは、最後が「.jp」「.co.jp」などの日本のものであれば、詐欺である可能性は格段に小さくなります(ただし必ずしも詐欺でないとは言い切れません)。見たことの無いものであれば控えるのが吉でしょう。

「お支払方法について」の表示

詐欺通販サイトでは、上記のような「お支払方法について」の表示が、サイト下部・もしくは買い物かごのページに表示されています。
この表示のされ方はどのサイトも似ており、似たような表示があれば詐欺で確定です。

会社概要の所在地が民家や一般建物

冒頭で紹介したサイトの「会社概要」のページを確認します。

本店所在地は、「岐阜県可児郡御嵩町中2650-6」だそうです。これをGoogle マップで調べてみると…普通の一軒家がそこにはあります(プライバシーの観点から掲載は控えます)。ここでネット商売をやっているとは到底思えません。

このように、記載されている住所に民家など、店ではなさそうなものが建っているときは詐欺の可能性が高いです。

都道府県のプルダウンメニューが「三重県」から始まっている

先ほどとはまた別の詐欺サイトにおいて、住所を入力する画面に遷移してきました。
都道府県を選択しようとプルダウンメニューを開くと…あれ、「三重県」?

このような詐欺サイトを作成しているのは海外の詐欺グループであるため、日本の地理については詳しくない事からか、都道府県の順番がぐちゃぐちゃになっていることが多く、その選択画面が「三重県」から始まっていることがあるのです。

ただし、最近は正しく「北海道」から始まるサイトや、そもそもプルダウンメニューを設けないサイトも多く、この特徴がないからと言って安全という訳では決してありません。あくまで参考程度に思って頂ければ幸いです。

大手通販サイトではない

そもそも皆さんがふだん商品を買うときはどこで購入しますか?
Amazon、楽天、Yahooショッピング…などと、大手通販サイトでの購入が多いのではないでしょうか。

そして、このような詐欺サイトにたどり着くのは、欲しいものが高額なため、セールしている販売店を探しているときでしょう。

残念ながら、こうして見つけた激安商品サイトの99%以上は詐欺サイトです。多少高いものであっても、欲しいものは大手の通販サイトで購入することをお勧めします。

ここからは、具体的にその通販サイトが白か黒かを見分ける方法を記載していきます。

注文後に確認できること

支払方法が勝手に「銀行振込」になっている

※住所は存在しません

捨てメアドのサービスを使って、詐欺サイトの商品を注文してみました。
その後、届いたメールの一部が上記の画像です。「お支払い方法」の欄は「銀行振込」となっています。しかし、私は銀行振り込みに設定した覚えはありません。確か、ほかの支払方法も記載されていたような……

実は、詐欺サイトの注文では、最終的に支払方法は銀行振込になります。詐欺グループは金銭の授受を安全に行うため、銀行振込以外を使うことは現時点ではありません。
詳しい理由については次の項で解説します。

銀行口座の名義がサイト経営者の名前とは異なっている

後日送られてきた振込先のメールを確認すると、サイト運営者と口座名義が異なっていることが分かります。そもそも、サイト運営者の個人口座に代金を振り込むというのもおかしな話ですが、運営者でもない人に振り込む例はありえないと考えてよいでしょう。この観点からも、詐欺を見分けることが可能です。

ところで、詐欺に使われる口座の多くは、外国人の名前が名義となっていることが多いのです。
一体なぜでしょうか?

これは憶測でしかありませんが、詐欺グループは自分たちの手で口座を取得すると身元がバレてしまうため、外国人留学生・技能実習生などが帰国する際に使わなくなった口座を安くで引き取っているものと思われます。
支払方法が銀行振込しか存在しないのもこのためでしょう。クレジットカードなどの他の決済方法よりも、この口座買取の手段を用いた銀行振込のほうが取引における匿名性が高いのです。

まとめ

今回は、詐欺通販サイトを見分ける7つの方法をご紹介しました。

しかし、詐欺通販サイトにはこれらに当てはまらないものも存在する可能性があります。日々大量のサイトが量産されているため、どうしてもその情報をすぐに反映するのは難しい事です。

もしこの記事を読んでも詐欺か分からないときは、遠慮なくお問い合わせフォームから情報を送って頂ければ、私が詐欺かどうかを判別します。どうぞお気軽にご送信ください。

この記事によって、被害者が1人でも減るよう願っています。

それでは、次回の記事でお会いしましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました